免許番号が３→４に変わりました。
金融機関を当てにせず、両親を当てにせず、自分の貯めたお金だけでと思い、創業しました。
父がガンで余命いくばくもないとわかったので、なんとか会社設立する姿だけはみせようと、2008年の3月31日に当時勤めていた会社を辞めさせてもらい、その足で久留米の土木事務所から個人の専任宅地建物取引士免許を抜き、翌日4月1日に日田土木事務所で専任登録手続き、宅建業の免許申請をおこないました。
本来は法人準備をして手続きをする方が税制や今後のことを考えると有利なのですが、それだと父の生前中に営業開始ができないので個人事業主で登録をしました。
結局4月21日には父は他界してしまい、個人事業主で創業の意味がなくなりました。
皮肉なことにそもそも父や祖父は製造や行商の人だったので「不動産屋」や「株屋」の職業を嫌っていました。「人の褌で相撲を取る」という行為が嫌だったみたいで、真面目な人でした。自分の命がないとわかってからは僕にかけてくれる言葉は優しかったですが・・・
当初は半年だけ続けば御の字、ダメであれば福岡に戻ってまたどこかの不動産屋に勤めればよいと思っていました。自宅だけど事務所費を母親に払い続け、母親も2年前に他界。気づいたら16年目になっていました。
今、思えば０からの経験って非常に貴重で為になることだらけでした。当初の5年は休みを取っていませんでした。
お金がないのは今も変わらずですが、変なしがらみはないですし、すべてが自己責任の自由ですし、気に入っています。
僕から見たら三食昼寝つきで商売スタートした方に多少羨ましさは感じますが、じゃぁ自分の子供に同じ苦労をさせたいかと思うと、自分のした思いはさせたくなく、商売をするのに資金は重要なので援助するだろうな(笑)。と。
いずれにしても、無事5年後に再度免許更新ができますようにと、
おわりです。
